浅草 福寿家
午前3時起床。浅草は晴れ。スマホのUberEATSのペーシで「浅草 福寿家」なるものを見つけた。「浅草 福寿家」は花川戸二丁目にあるとのことだが、、あたしゃ全然知らないのだ。それで誰か知っているか、と家人と息子に聞いたら、息子が「たぶん花川戸のだろう」とのこと、散歩をしている途中にあったらしい。
へぇー、とあたし。しかし、「創業大正十一年 高級伊奈利寿司専門店 浅草 福寿家」とあるが、そんなことはねぇーだろう、と勝手に思う。そもそも大正時代に「伊奈利寿司」なんて言葉を使うのかね、と懐疑的だったのだ。しかし「福寿家」のホームページには次のように書かれていた。
福寿家の歴史
大正11年、初代・峰ヤスにより都内にて伊奈利寿司販売店「福寿家」創業。 その後、戦争により休業するも、終戦後に現住所の浅草にて事業を再開し、いなり寿司とのり巻きの販売をしておりました。 二代目、三代目と歴史を受け継いできましたが、高齢のため事業継続が困難となり、平成21年に廃業が決定いたします。 そこから約10年が経ち、代々守り続けてきた伝統を次代に残していきたいと一念発起。 令和2年に事業再開を決意いたしました。 「伊奈利寿司」という名称は創業者が名付けたものであり、今でも大切に守っている福寿家のこだわりのひとつとなっています。 先代から続く約100年の伝統を継承しながらも、時代に合わせて創意工夫を凝らした伊奈利寿司をご提供し続けられるよう励んで参ります。
塩伊奈利
成る程、「伊奈利寿司」って言葉はあったようなのだ。ついでに見つけたクラウドファンディングのサイトには写真も載っている。よし、それじゃ頼んでみよう、と(あたしだけだが)「塩伊奈利」を頼んでみた。もっともあたしが食べられるのは2つが限界だろうから、一家揃ってこの「塩伊奈利」を食べることになった。
と云うことで「高級伊奈利寿司専門店 浅草 福寿家」の「塩伊奈利」が到着した。包装紙のデザインはまあいいだろう。問題は中身である。あたしはその裏返した油揚げの「伊奈利寿司」を一個食べてみた。それはもの凄くジューシーだが味は軽い。成る程な、と二つ目を食べる。
創業家に代々伝わる、塩ベースの煮汁で油揚げを煮込んだ福寿家秘伝のいなり寿司です。お揚げの中にはたけのこの酢漬けと茶豆を混ぜた酢飯、鯛やしょうがの入った炊き込みご飯の2種類を包み込んでおり、さっぱりと召し上がっていただけます。福寿家でしか味わうことのできない特別ないなり寿司です。
あーこれは中に何かが入っている。中に何か入れるのは「神田志乃多寿司」でも見られたものだが、あそこまでの切れがないな(いったい何の切れなんだ(笑))と思った。それからHPがいちいち大袈裟過ぎるよな、と思う。「稲荷寿司」はもっと身近にあって良いものじゃないのかと思うのだ。[浅草グルメ]
浅草 福寿家
東京都台東区花川戸二丁目18-8