一由そば
午前3時10分起床。浅草は晴れ。この日は「一由そば」に行ったのであるが、勿論、日暮里行きのバスに乗ってである。自転車という手も考えたのだが、朝の空気は冷たい。あまりにも冷たい空気に、あたしらは迷わずバスに乗ったのだ。そしてバスの中では「JKB」のはなしである。今日こそは「JKB」を食べたいものだなと。
そして日暮里駅前に着き、まだ寒い中を「一由そば」へと急ぐ。別に急いだからなんだ、ということは無いのだが、二人で歩く「一由そば」への道程は、お世辞にも朝の熱気にはそぐわない。でも食べるのは朝飯である。みんな朝飯の為にこの路地裏に集まってくるんだ。その熱気は店が近づくと共に大きくなる。
角を曲がると「一由そば」が見える。今日は3人ほどが店から飛び出していた。つまり注文をまで辿り着かない人がである。あたしはその後に並ぶ。店の中は人で一杯だ。みんな旨そうに蕎麦を手繰っている。でも、あたしはさほど心配してはいなかった。今食べている人達も必ず食べ終えるのだ。そのスピードが速いのが「一由そば」なのだ。
しかし、それでも店の外で食べる人もいる。あたしも一度外で食べたことがあるし、家人も食べた。でも、夏の朝ならまだしも、冬は何ともな外での朝飯になってしまう(笑)。「中で食べるよ」、と家人に伝えて「JKB」があるこを確認した。よし、今日は「JKB」が食えるぞと。
JKB+太そばハーフ
「JKB」の「JK」は「ジャンボかき揚げ」だろう(と思う)。この「かき揚げ」には「ゲソ」と「長ネギ」と「紅しょうが」が入っている、同じ組み合わせで「かき揚げB」と云う商品もあるのだが、「JKB」は明らかに大きい。流石ジャンボだ。そして「B」なのだが、こと「B」が何だかわからないままなのだ。(多分、「B」は「紅しょうが」ということにしておこう)(笑)。
あたしは「太そばハーフ」、そして家人は「太そば」を「JKB」と合わせる。さすがに「JKB」は大きいのだ。丼全面を覆ってしまう。家人に蕎麦丼を渡すと、一番奥の一人掛けのテーブルに席を確保できた。あたしは一番奥で立ち食いだ。さあ、久しぶりの「JKB」だ。どんな味だっけか、とかぶりつく。
なるほど、これは「かき揚げ」というよりも、「げぞ」と「紅しょうが」の入った平らな「たこやき」が無数に集まっている感じなのだ(笑)。それはゲスな味だが旨いと(あたしは)思った。普段「ジャンボゲソ天」=「紅しょうが天」を食べている家人は、確かに食べやすいけれど、ちょっと物足りないだと(笑)。いや、ご馳走さまなのだ。[お蕎麦deランチ]
一由そば
東京都荒川区西日暮里2丁目26-8