幸茜という桃
午前6時50分起床。浅草は晴れ。
福島の家人の実家から
たぶん一番遅いであろう桃が送られてきたのだ。
名前を「幸茜(さちあかね)」と云う。
箱をあけた時にとても甘くいい香りが広がり、
大きな桃が6個入っていた。
果肉は白っぽく締まっていて、
着いたばかりの歯ざわりは最高である。
ハッキリ云って硬い。
そして適度な甘さがあり、果汁はたっぷりと含んでいる。
それはまる、で絵に描いたようなあたし好みの一品で
桃はこうじゃなくちゃ、と声がでたのだ。
しかし、それは始めの頃だけのようで、
この桃は食べる時期によって果肉の硬さが見事に違うのだ。
2日後にまた食べてみると
それは柔らかくなっていて、
甘さは倍増し、果汁はさらにたっぷりとなった。
はっきりいって。うまいのだよ(笑)。
いや、この桃は、驚くべき変容性と
それに伴ううまさを持っているのだ。