バスの乗って日暮里へ
午前3時50分起床。浅草はくもり。ウィークデイのやる気の出ない日、あたしは日暮里行きの都営バスに揺られることがある。日暮里で蕎麦でも手繰るか、とバスに乗るのだが、まあ、バス料金の方が蕎麦の代金よりも高くなりそうなのだ(笑)。日暮里の立ち食い蕎麦屋は何故か好きだ。
例えば「一由そば」だ。素晴らしい汁とアイデア溢れるトッピングが楽しめる店だが、ここは家人のお気に入りでもある。それ故に、今週末に行きたいと云っていたな、と今回は見送る。そして「六文そば 日暮里第2号店」も好きな店の一つだ。「ゲソ生姜天」のハイブリッドされた味の潔さよさに驚かされている。
六文そば 日暮里第1号店
しかし今日は「六文そば 日暮里第1号店」と決めていたのだ。「六文そば 日暮里第1号店」は駅を左手にして右側のビルの3Fにある。「ステーションガーデンタワー」と云うらしいが、この店舗を訪れるのは2度目の事で、前回は2015年の4月と6年も前のことだった。
ここのウリは蕎麦が生麺だと云うことだろ。まあ一概に生麺がうまいのか、と云われれば、そんなことはないよ、と直ぐに答えるあたしだが、早速、自販機で「ジャンボゲソ天」を買う。ついでに「たまご」を落としてもらいそれでランチとした。出来るまではしばらく待った(麺を茹でるためだ)。
ジャンボゲソ天そば+たまご落とし
カウンターから貰ってきたその汁は、真っ黒ではなく、しかし色が薄い訳ではなく、しっかりと醤油紅い色で良い汁に見える。その汁を飲むと、店主の好みなのだろう、塩っぱくないのだ。まずは「ジャンボゲソ天」から、たぶん揚げてから時間が経つのかちょっと小麦粉の固まりが気になった。
ゲソ天は朝早く揚げたのだろう、しかし、ここは「六文そば 日暮里第1号店」なのだ、なにが出ようと驚きはしない。この一杯の蕎麦の中で展開される様々な物語を感じることで十分だ。そして(今日も)おいしく頂くのだ。「六文そば 日暮里第1号店」で、この「ジャンボゲソ天」+「たまご落とし」でのランチをだ。[お蕎麦deランチ]
六文そば日暮里1号店
東京都荒川区西日暮里2丁目25ー1 ステーションガーデンタワー3F