せいろうそば2枚と季節の天ぷらせいろうそば2枚と季節の天ぷら


2009年以来

午前3時30分起床。浅草はくもり。折角の神田淡路町だからと、ランチは「かんだやぶそば」でとることにした。まだ開店前だったが、先客はある程度並んでいて、庭先からは沢山のミストでお出迎えだ。あたしが「かんだやぶそば」で食べるのは、なんと2009年2月以来である。その間火事で全焼したが、今は立派に店は建っている。

しかし、2009年の2月というと、あたしはその年の8月に脳梗塞に倒れている。なので何故にこの「かんだやぶそば」で食事にしたのかがよくわからないのだ。今から12年前のブログには「勉強会」と書いてあるから、「新年会」のための「勉強会」だったのだろう。しかし、その為のランチを神田淡路町でとっているなんて、いや、さっぱり思い出せないのだ(笑)。

かんだやぶそばで江戸文化学習(笑)

さて、この日は家人と一緒だったが、家人は「かんだやぶそば」が初めてだという。入る前に、ここは「もりそば(せいろうそば)」をもらっても普通の蕎麦屋の半分位だよ、なにせ笊が盛り上がっているのだからね、と教えると、「え、なぜに」と絶句していたのだ(笑)。まあ、「江戸文化学習」(笑)だな、とわけのわからないことを云って誤魔化したのだが。

店が開き、あたし達は庭が見えるよい席に通してもらった。そして注文は「せいろうそば」4枚と「季節の天ぷら」をもらう。本当は「松茸そば」がよかったのだが、生憎と今日は入っていなかった。そして、嘗てはおねぇさんが、歌うように注文を通していたが、そこは緊急事態宣言中である、やれないのだろう(たぶん)。

酒の無いかんだやぶそば

当然のようにお酒もない。本当は、ここはお酒を頼んでゆっくりとやりたいのに、と思う。暫くすると、「せいろうそば」と「天ぷら盛合せ」がテーブルに届いた。「あーここの蕎麦汁は辛いよ」と家人に知ったかぶりをしてみせる。つけ汁に蕎麦をたっぷりつけて食べるなんて、冗談でもやっちゃいけないよ、と話す(笑)。

緑色の蕎麦を箸でとり、3分の1だけを汁につけてズスーッと手繰った。うまいもんだな、と自画自賛してみる。この調子でズスーッとやっていたら、あっと云う間に蕎麦は無くなってしまった。いや、酒の無い「かんだやぶそば」って、どうやって過ごせばいいのかが分からなかったのだよ。[お蕎麦deランチ]

せいろうそば

季節の天ぷら

かんだやぶそば
東京都千代田区神田淡路町2-10