せりそばせりそば


お酒を呑んじゃいけません

午前3時30分起床。浅草は晴れ。この日は鐘ヶ淵の病院の日で、まあ何があったかは「お酒を呑んじゃいけません。「ピロリ菌」と闘う一週間のはなし。」で書いた通りだが、そのピロリ菌除菌も漸くお終いになった(本当にいなくなったかは、次回病院に行った時にだが)。

「酒を呑まないこと」に注力をして過ごす1週間というものは、どんな感じだったかを考えると、この「酒を呑まないこと」とは、簡単な様で実は難しいことが分かる。たまたま今は「蔓延防止法」が出ているので、そのせいにすることで、何とか凌いだが、兎に角、お酒の呑みたくなるような処へは極力出掛けなかったのだ。

そのせいで、夕食の蕎麦(十割蕎麦である)の消費率が上がって(笑)、お陰様で血糖値は素晴らしく良かったのである。昼と夜は蕎麦と云うときが5日あった(笑)。それにしても毎日が我慢だったのである。さて、今回紹介するのは錦糸町にある「生そば玉川 錦糸町駅前プラザビル店」だ。

海老天そばとせりそば

本当は何処でも良かったのであるが、「生そば玉川 」にしようか、とあたしが云ってしまったのだ(笑)。それで「生そば玉川」に入ったのだが、ここのシステムは少々癖がある。なにせ自販機で購入するまでは余所の蕎麦屋と一緒なのだが、その購入した食券を出す処が無いのだ。

これは厨房を見れば如何してなのかは分かる。厨房には注文が表示される掲示版があるのだ。それを見て職人さんがつくるのだが、この日のメニューは「せりそば」と「海老天そば」だった。「せりそば」は初めてみるものだったが、家人の為に食券を買い、あたしは「海老天そば」にしたのだ。

「にらそば」が先に出来上がる。カウンターから「せりそば」を運んできたのだが、その運んで来る間、「せりそば」をじっと見ていた。全面緑色であるその表面に蕎麦が隠れて見えない。いや、これはうまそうである。あたしはなかなか「海老天そば」が出来上がらないので「せりそば」を少し食べてみた。

せりはいい、だけど海老天は今一つだった

いや、旨いのである。しかしそれば蕎麦ではなく「せり」が旨いのだ。「せり」をこんな風に使うのか、と納得したのだ。漸くしてあたしの「海老天そば」が出来上がる。これは三本のエビを驕ってあるのだが、しかしその「海老天」を糖尿病患者のあたしが食べるには限界を超えていた。

つまり、海老が大きく見えるのは小麦粉でかさ増ししているのである。そのかさ増し具合が半端ではなかったののだ。「海老天」の周囲はやがて溶け出す。その溶け出すのは「天ぷらそば」の醍醐味なのだが、その醍醐味が過ぎてしまうのだ。つまり一面の「天ぷら」の皮だらけになってしまうのである。よくある「天ぷらそば」の失敗だが、いやー凄い「海老天そば」だったのである(笑)。[お蕎麦deランチ]

海老天そば

生そば玉川 錦糸町駅前プラザビル店
東京都墨田区江東橋3丁目8-7 錦糸町駅前プラザビル