午前5時20分起床。浅草はくもり。
安倍内閣支持率急落
安倍内閣の支持率の低下が報道されている。昨日は、共同通信社の「安倍内閣支持率急落35・8%」あたりが一番低いのかな、と思ってた。
そしたら今朝、朝日新聞が、「内閣支持率最低30%」という数値を出してきてしまった。
それは安倍内閣発足当時の半分以下であり、不支持率の49%は、約2.7倍という(安倍内閣、与党にとっては)まことに恐ろしい数値となっている。
その原因は、(表面的には)以下の記事引用のとおり、と考えてもよいだろう。
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2007年度決算分はこちら。
自治体の隠れ借金
自治体の隠れ借金の存在と、それをあきらかにする必要性にはついては、先に書いた。→「隠れ借金」の開示で公社・三セクの淘汰は確かに加速するだろう―ではどうするのか。
日本経済新聞社は、6月3日付けの紙面で、自治体の連結実質赤字比率(下の図を参照)の試算を行っていた。それは(私にとっては)とても興味深いデータなので、ここにまとめておくことにした(つまり今回はデータだけの記述である)。
地方財政健全化法案
地方自治体の財政再建を早期に促すため、今国会で審議中の法案。実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4指標で財政状態を評価。財政状況に応じて「財政健全化団体」か「財政再生団体」として再建を促す。
再生の第一段階が健全化団体で、健全化計画を策定して自主再建を図る。財政がさらに悪化して再生団体になると、総務相から再生計画の同意を得ない限り、地方債の発行・借り入れができなくなる。再生団体になる基準は年内に総務省が決める。(日本経済新聞2007年6月3日付け3面「きょうのことば」より。)
地方自治体の会計区分と4指標の対象範囲
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牽制装置
死者に鞭打つような言説は避けるようにしたいのだが、松岡農相の自殺に関してはひとこと書いておきたい。
松岡利勝氏は、最後の針千本マシーン(けん制装置)だったのだと思う。針千本マシーン(けん制装置)とは山岸俊男のことばで、「嘘ついたら針千本の~ます」の針千本であり、牽制装置であり、つまりはムラ社会的共同体を「安心のシステム」として担保する機能を持った人のことだ。
私はかつて『桃論』(絶版です)で以下のように書いた。
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午前6時40分起床。浅草はくもり、かと思えば雨であった。
「限界集落/タブーを恐れず議論を」(河北新報:5月4日社説)
ひしゃげた廃屋、うち捨てられた集会所、里山は荒れ果て、かつての深緑は見る影もない。東北の中山間地や離島で、そんな無残な光景が広がっている。/国土審議会が全国総合開発計画(全総)に代わって策定する国土形成計画でも、深刻化する過疎問題が地方側の主要テーマとなる見込み。厳しい現実を直視し、対策を急ぎたい。/「限界集落」。長野大の大野晃教授は、人口の50%以上が65歳以上の高齢者で占められる集落をこう呼ぶ。こうした地区では冠婚葬祭や田畑の維持管理などの担い手が細り、コミュニティー機能が不全に陥り、消滅に向かうとされる。
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