調子にのって、またケーキをつくってみた。
    正月バージョンのつもりだった。
    写真は、一応、謹賀信念と書いたつもりなのだが、たぶん読めだろう……。
    デコペンを使うのは難しい――字はただでさえ下手なのだからなおさらに。
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いかにんじんをいただいた。
    これは松前漬けとは違う―― 一説には松前漬けの原型といわれてもいる。
    いか(するめ)と人参だけのじつに潔い漬物である
    福島のパトリ(郷土料理)であり、正月料理――というか正月の食卓には必ずあるものである。
    あまりにもシンプルなため、おもてなし料理ではなく、基本的に自家消費用である。
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    午前7時20分起床。浅草はくもり。
    よりよい自分をつねに求めるという向上心は、実のところ高次の欲望であり、それを持続できるかどうかは自明ではない。
    この昇華されたリビドーである高次の欲望のことをスティグレールは「象徴的なもの」と呼ぶのだが、それは育み、培わねばならないものなのだ。
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元旦の夜は、神部さんからいただいた、ホッキ貝、ホタテ貝、ツブ貝、明太イクラで楽しんだ。
    神部さん、ありがとう。
    それに好物である、酢だこと数の子を加えれば、正月の酒肴としては申し分ない。
    こうしていただきもの(gift)で今年も始まったのである。
    贈与の中で生きる私なのである。
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午前6時40分起床。浅草は晴れ。
    朝方、浅草寺へ初詣にでかけた。
    青空のひろがる、けれどもピーンと冷たい空気がはりつめた朝だ。
    それは、新しい年を意識させるのは、うってつけの朝である。
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